考え方
問い合わせには、すぐに営業が動くべきものと、資料を送れば足りるものが混ざっています。すべてを営業に渡すと対応が追いつかず、どれも渡さないと商談の機会を逃します。
国内の営業・マーケティング担当者への調査(ソフトブレーン、2024年)では、営業側の課題として「リードの情報が十分に提供されない」(42.1%)、マーケティング側の課題として「営業がリードのフォローを改善していない」(47.5%)が多く挙がっています。引き継ぐ情報と、その後の結果の戻し方を決めておくことで、この両方を減らせます。
引き継ぐときに書く項目の例です。
- 立場(農家、農業法人、販売店、JA、その他)
- 地域と作物、栽培面積の目安
- 困っていること、聞きたいこと
- 普段の購入先(販売店・JA)
- 連絡方法の希望と、急ぎかどうか
これらの項目は、問い合わせフォームや展示会のアンケートで最初から聞いておくと、引き継ぎの手間が減ります。営業に渡す基準も「購入先が分かっていて、具体的な相談がある」のように、項目の組み合わせで決めておくと迷いません。
営業が対応した結果が戻ってこないと、どの広告や資料から来た問い合わせが販売につながったのかが分かりません。結果は「販売店へ紹介」「見積・サンプル」「情報提供のみ」「対応不要」程度の区分で十分です。
現場でよくあること
展示会で集めたアンケートが、会期後に担当者の手元に残ったまま、数週間たってから営業に回ることがあります。その間に相手の関心は下がり、連絡しても話が進みにくくなります。会期中か会期の翌日に、引き継ぐ相手と期限を決めておくと防げます。
問い合わせの情報は個人情報です。フォームやアンケートには、営業担当者や販売店から連絡することがある旨を利用目的として書いておきます。