考え方
マーケティング部門が見ている数字(広告の表示、サイトの訪問、問い合わせ)と、営業部門が見ている現場の状況(販売店の在庫、農家の反応、競合の動き)は、別々に持っていると判断に使えません。両方を同じ表に並べると、広告の反応と販売の動きの関係が見えやすくなります。
北米・西欧の企業のマーケティング・営業の幹部への調査(Gartner、2024年)では、顧客の購買行動について得た知見を部門の間で共有しているチームは、売上の成長目標を上回る可能性が1.6倍高いとされています。
共有する項目の例です。
- マーケティング部門から:問い合わせ・資料請求の件数と中身、反応の多かった地域、指名検索の動き、翌月の広告と資料の予定
- 営業部門から:販売店・JAで聞かれたこと、取扱いや在庫の状況、地域の発生や天候の状況、断られた理由
- 両方で決めること:翌月に優先する製品と地域
毎月の数字は、農業資材では季節の影響を大きく受けます。前の月と比べるより、前の年の同じ月と比べるほうが判断を誤りにくくなります。
現場でよくあること
共有の場が、マーケティング部門の数字の報告だけで終わり、営業部門の話を聞く時間がなくなることがあります。表の半分を営業部門の記入欄にして、事前に書いてもらうと、短い時間でも両方の話ができます。