動画の広告活用法②

前回に引き続き、動画広告を取り上げたいと思います。
今回はYouTube広告の種類についてです。


まずはYouTubeに基本情報について整理します。

YouTubeの基本情報

日本のYouTube月間利用者数 6500万人(2020年9月 Google発表)

1日の平均利用時間 27.8分(2020年) ※2019年は16分 (Glossomインサイトラボ調査) 

モバイルからの視聴時間比率 70%以上(2018年5月 Google内部資料)

推計ユニークユーザー数 8900万人

ヴァリューズ 2021年 Webサイト訪問者数ランキング調査より作成

非常に強力なメディアであるYouTubeなのですが、広告のメニューもいろいろと揃っています。

YouTube広告の種類

バンパー広告

6秒の動画広告を広告視聴完了までスキップすることができないのが特徴です。
ユーザーが再生している動画視聴への影響を最小限にしつつも、短いメッセージでしっかりアピールできます。
簡潔で印象に残るメッセージを使って、多くのユーザーにアピールし、ブランド認知度を高めることに向いています。

課金体系 インプレッション課金オークション型

主な使用目的 商品やサービスの認知拡大

TrueView インストリーム広告

動画広告視聴の5秒後にスキップボタンが表示されて、そのまま見続けるかスキップするかを選択できます。
ユーザーがスキップしなかった場合、動画を長く見せることができるため、商品やブランドの深い理解につなげることが可能です。
続きが気になるストーリーなど冒頭部分での工夫もポイントとなります。

課金体系 30秒以上視聴された場合、 30秒以下の場合は最後まで視聴されたかまたはクリックされた場合のみ課金

主な使用目的 商品やサービスの認知拡大 オンラインでの行動喚起、購買検討など

TrueView アクション広告

視聴者の行動を促すメッセージと自動終了画面を備えていて、行動を起こす可能性の高い視聴者への配信最適化も可能です。

課金体系 コンバージョン予測モデルを使用したインプレッション課金型

主な使用目的 商品やサービスの検討、オンラインでの行動喚起、アクションの喚起

各目的にあわせた広告

バンパー広告が登場するまで、TrueView広告が主流でした。
しかし、2018年に6秒という短い時間でインパクトを与え、認知度アップに貢献するバンパー広告の提供が開始されました。
下図のとおり、認知段階、検討段階、行動段階など目的に応じて広告の種類を選ぶことが大切になってきます。

まとめ

YouTubeは、国内で最も利用されている動画プラットフォームです。
上手に活用することによりブランドの認知拡大から直接行動喚起まで様々な効果が見込めるはずです。
自社の目的やターゲットに応じて、動画広告を使い分けることがポイントです。
さらに、どのような動画クリエイティブを準備するのが効果的なのか…そのあたりについてもまた別の機会に取り上げることにします。

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