2020年の日本の総広告費は新型コロナウィルス感染症拡大の影響で前年比を下回る結果となりました。ところがインターネット広告費だけは伸び続けている状況です。その結果、総広告費の36.2%はインターネット広告が占めることになりました。
そして、そのインターネット広告の中でも最も伸びているのが動画広告です。今後もますます伸びていくことが予測されています。
特に、スマートフォンの伸びが今後大きく期待されているところです。
このように順調に広告の量を増やしている動画広告なのですが、実際の肌感覚としてはもっと伸びているような気がしないでしょうか?
それがまさしく動画広告の力です。つまり動画は印象に残りやすいので実際の広告量よりも多く接触しているように感じるのだと思います。
ここで、動画広告の持つ特徴を整理しておきます。
動画広告のメリット
①情報量が多い
テキストや静止画だけの広告よりも多くの情報を伝えることが可能です。動画にテキストを付けることも当然可能なので、正確な情報を伝えたい場合にも適しています。商品やサービスなどの魅力を伝え、印象に残るものに仕上げることができます。
②比較的低額で始めることができる
たとえば、CPV課金による広告を行えば、ユーザーが動画をある程度目にした場合のみ課金が発生するため、無駄な費用が発生しづらく、高いコストパフォーマンスが期待できます。
②効果を測ることができる
再生数、再生時間、クリック数など、動画広告はユーザーの行動を定量的に計測することができます。
これらの指標を検証し、次の施策を考えることができ、さらなる効果が期待できます。
③拡散効果が期待できる
SNSで掲載されている広告動画などは、ユーザーにより拡散されやすいという特徴を持ちます。話題性、共感性の高い動画は一気に多くの人に拡散して広がる可能性も秘めています。
動画広告の広告表示の形式は大きく分けて2種類あります。
広告フォーマット
インストリーム広告
動画コンテンツと同じ枠内に表示する。音声はあり。強制的に視聴することになります。(スキップできる場合と出来ない場合があります)
主なインストリーム広告フォーマット
アウトストリーム広告
SNSのフィードや記事一覧内に表示する。一般的には音声なし。強制視聴ではありません。
主なアウトストリーム広告フォーマット
農業関係企業は各種PR動画、利用者の声、活用方法(使用方法)の解説、メカニズム紹介など動画素材を多く制作しつつあります。動画広告を始めている会社はまだわずかですが今後は有力なプロモーション手法になってくると考えられます。そこで動画広告の中でも有力と考えられるYouTube広告についてご紹介したいと思います。